第20回ハロプロ楽曲大賞'21：ひとことぬし投票メモ

今年もハロプロ楽曲大賞の季節がやってまいりました。
2013年/2014年/2015年/2016年/2017年/2018年/スマアン2009-2019/2019年/2020年に引き続き今回も自分の投票内容をブログに書くよ。お暇なら過去分もみてね。

楽曲大賞の公式サイトはこちら。12/08いっぱい投票可。
→ 第20回ハロプロ楽曲大賞'21

以下のものと次点以降の数曲を動画と一緒にずらずらと書いてみました。
舞台曲とアルバム曲のほとんどに公式動画がないのが残念。でも聴いたことのない曲は是非一回聴いて欲しい。
楽曲部門：自分の好きな5曲計10pts.
MV部門：自分の好きな3曲計6pts.
YouTube部門：自分の好きな5個計10pts.
推しメン部門：自分の好きな1名

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楽曲部門

1位. 譜久村聖 : エキストラ (3 pts.)

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起承転結の起承までで抑えて決してドラマチックにはならないメロディーに巧みな情景描写をシンプルに収めた比喩的な歌詞。KANの味わい深い作品を10年選手の譜久村さんが独りで切なくただし感情を抑えて歌う。作者も演者も巧者だからこそ成立するどこを切っても「エキストラ」な構成。終始エキストラになぞらえた無彩色の情景描写のなかで、直截的に繰り返される「大好きです」というフレーズだけが色鮮やかに浮かび上がる。ひとつひとつの言い回しや絶妙なバランスで配される語句が素晴らしい。

2位. モーニング娘。 : 愛してナンが悪い!? (2.5 pts.)

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アルバム「16th ～That's J-POP～」第1曲目、第1音目から優勝してる楽曲。歌い始めと並行して始まるビートが気持ちよい。メンバーの声が楽器の一部として機能しておりコーラスやラップパートもシームレスに連結されてて耳馴染みもよい。1番の冒頭牧野さんが強めに入っているのに対し2番の冒頭横山さんが甘めに入っている構成も大好き。そして「深夜焼肉デイト」とか「夏が来る」の裏でほのかに聞こえるコーラスなのか音なのか分からないライザー的なのも好き。

3位. BEYOOOOONDS : フレフレ・エブリデイ (2 pts.)

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いぬやねこおはようのうた。BEYOOOOONDSの楽曲全体に言えるがパート割が巧み。メロディーや歌詞が非常にキャッチーな楽曲だが各種「おはよう」の歌い分けも秀逸。そして終始明るい曲調のなかで「フレフレ過ぎてゆくエブリデイズ」からの少し切ない響きによるアクセントも心憎い。

4位. アンジュルム : 愛されルート A or B? (1.5 pts.)

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「全然起き上がれないSUNDAY」「ミラー・ミラー」あたりから続くオサレなアンジュルムの集大成。The Balladの「おとなの掟」で急激に花開いた笠原さんの特性が卒業前にきちんと商品に収められたのは有り難い。どのメンバーも新しい一面を見せていてアンジュルムとしても一段階進んだ感がある。「攻略不可ディプロマシー」の単語チョイスかっこいい。

5位. BEYOOOOONDS : みんなと歩こう2 (1 pts.)

演劇女子部「眠れる森のビヨ」終盤の楽曲。序盤で披露した同名曲ではポップで希望に満ちていたものが終盤では一転してすがりつくような悲しみの楽曲に。説得する声、震える声、諭す声、すがる声、訴えかける声、呼びかける声で展開される「進もう」「手を取り合ってすぐそばにいる」「焦らなくていいから」「傷ついたら逃げる？違うでしょ」「正解はこの先にある」という「共に歩もう」というお誘いがある種の脅迫となった魔曲。

6位以降

6-10位

鈴木愛理 : Be Brave

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素直で前向きな楽曲。鈴木さんの伸びやかな声で変化球なしに真っ直ぐ歌う楽曲はそれだけで元気が出る。冒頭2行分の低空飛行から始まり一気に雲を抜けるサビまでグイグイ上昇していく様が気持ちよい。

BEYOOOOONDS : Now Now Ningen

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人間への呼びかけから始まる楽曲。かわいい画作りと華やかなメロディーでポップな雰囲気が演出されているが「なんとかしてきた人がいるんだ」「Na Na Naにしてたことちゃんと直して進もう」など基本的には人間への啓発と指導に満ちている。

BEYOOOOONDS : 激辛LOVE

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コミカルながらきちんと作り込まれていて安心して楽しめる楽曲。激辛増し増しカプサイシンからのフレーズがクセになる。

ハロプロ研修生 : トワイライト・ブルー

君の独白から始まる甘酸っぱいような切ないような楽曲。寄る辺ない君や私の空間には「止まりますボタン」しかないと思いきや、突如現れる猫のおかげで観念的であった世界観がグッと現実味を帯びてくる。「止まりますボタン押したらほら星空のように灯るサヨナラ」。

BEYOOOOONDS : ワタシと踊りなさい!

ホンキートンクピアノに乗せてSeasoningSが歌う「いいね」と「未来」と「空気」のうた。里吉さんの「バカにしないで」が好き。オサレ。ところでどうしてこの3つが選ばれたの。

11-15位

アンジュルム : 泳げないMermaid

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すごいフックがあるかというとそういう訳ではないものの、妙に印象に残る楽曲。

つばきファクトリー : だからなんなんだ!

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小野田さんの謎映像が印象的な楽曲。「一体全体WowWowWow何を言いたい？YeahYeahYeah」がご機嫌。こういうなかなか勇気出して言ってくれない系の設定大好き。

BEYOOOOONDS : 夜が来て、朝が来る

演劇女子部「眠れる森のビヨ」終盤の楽曲。開幕最初の歌唱曲「朝が来た」と対応する平井さんのソロ曲。眠りから覚めた王子の慟哭。なかなか難しい節回しの楽曲な気がするのに危なげなく説得力のある平井さんの表現が秀逸。

モーニング娘。 : 信じるしか!

娘。アルバムによくある系の奇曲。私語りから始まって「世界にゃ100億の人生が」「長くて100年の人生を」を経て「最強のカワイイ私」で終わる急激な視点移動。

つばきファクトリー : ガラクタDIAMOND

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ちょっと懐かしいメロディーで新体制つばきファクトリーの声色が楽しめる楽曲。

16位

つばきファクトリー : 光のカーテン

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ドラマチックな歌謡曲的なメロディーに乗せて児玉雨子の歌詞が冴える。

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MV部門

1位. BEYOOOOONDS : フレフレ・エブリデイ (3 pts.)

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陽気で楽しいMV。BEYOOOOONDSのみなさんの表情も宜しい。映画「ミッドサマー」を観てからこのMVをみると二度楽しめる（楽しめない）。

2位. アンジュルム : 愛されルート A or B? (2 pts.)

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白と黒と赤のシックな世界と二択に悩む可愛らしい世界の合わせ技。どちらの世界も素晴らしい。

3位. BEYOOOOONDS : 激辛LOVE (1 pts.)

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謎に作り込まれているけれど謎に詳細不明な世界観。「フレフレ・エブリデイ」もそうだけれどBEYOOOOONDSは大きい食材を運びがち。そして何と言っても島倉さんが「辛」を「幸」に書き変えた後に登場する一岡さんと周囲の微妙にニヤニヤした表情が秀逸。

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YouTube部門

1位. BEYOOOOONDS : 食レポチャレンジ【激辛】 (3 pts.)

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一岡さん前田さん江口さんの激辛LO部に小林さんを加えた4人で5個の辛いカップ麺を食べる企画。喋れる人と神懸かり的な面白事件を発生させる人で構成された良フォーメーション。初回の激辛LO部では難なく食べていた3人も大慌てのリアクションで面白い。個人的にはバニラアイス食べようとしてるのに江口さん以外開けられなくて23:15で悲しそうに「開かない……」と絶望してる小林さんが好き。20:05で水を飲むべきか否か迷った末に飲んで「助かるー」江口さんも好き。その後20:53に「倍になるね？」と後悔。

2位. 星部ショウ : 【編曲家#01】大久保薫さんはハロプロ宇宙の創造神！～ハロプロ 音楽理論～ (2.5 pts.)

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コロナ禍に生まれた良企画のなかのひとつ「星部ショウのハッケン!音楽塾」。どの回も良いのだけれどやはりひとつ挙げるとしたらハロプロの守護神・大久保薫の解説回。メインで紹介されているのが「赤いイヤホン」というところも良い。ハロプロの楽曲あるいはつんくの楽曲の「らしさ」を構成する各要素が仔細にピックアップされていてためになるし楽しい。ボーカルチョップとかライザーとかこれで覚えた。