第14回ハロプロ楽曲大賞'15:ひとことぬし投票メモ

今年もハロプロ楽曲大賞の季節がやってまいりました。
一昨年昨年に引き続き今回も自分の投票内容をブログに書くよ。お暇なら一昨年と昨年のもみてね。

楽曲大賞の公式サイトはこちら。12/10いっぱい投票可。
第14回ハロプロ楽曲大賞'15

以下のものと次点以降の数曲を動画と一緒にずらずらと書いてみました。
舞台曲とアルバム曲のほとんどに公式動画がないのが残念。
楽曲部門:自分の好きな5曲 計10pts.
MV部門:自分の好きな3曲 計6pts.
推しメン部門:自分の好きな1名

本来は楽曲部門の方が前だけどMV部門に楽曲としても好きなものを入れたのでMV部門の方を前にして書いてます。
「乙女の逆襲」と「ONE DAY」が好きなので楽曲部門の上位に入れたかった気もする。

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MV部門

1位. アンジュルム : 乙女の逆襲 (3 pts.)

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ゴシックホラー調の楽曲・ダンス・映像に「女子の焦り」というある意味卑近な歌詞をぶっ込んできた大胆な一曲。「ふと横を見たら 周りは前を向いてて 遅れのはじまり あぁ!!」というフレーズの現実感が映像と乖離していて面白い。そして、クラシカルな音で飾りながらダンサブルで平坦な電子音を反復しつつ、ポイントポイントで「ドン」と入れてくるのが気持ちいい。歌唱的には、めいめい/タケちゃんと組んで「もがいてるこの手で……」「散らしてる火花で……」の低音を張る中西さんかっこいい。ヒステリックで裏返り気味の高音「もがいてるこの手で……」の後に焦燥感を募らせる「らららら……」で廻って終劇。ごち。

2位. カントリー・ガールズ : 愛おしくってごめんね (2 pts.)

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「かっこいい」に傾倒し始めたハロプロに圧倒的な「かわいい」を携えて帰ってきた「カントリー娘。」改め「カントリー・ガールズ」。Berryz工房では小柄だったももち先輩が何故か小さくないという時空の歪みを利用してかわいい感を演出しながら(どちらかというと歪みが正常になったのだけれけど)、実は各分野の巧者を揃えているというなかなか攻撃力の高い集団。懐かしい曲調に児玉雨子の女子力を前面に押し出した歌詞が映える。MVのみどころはもちろん白を基調とした画に載せたみなさんのかわいらしさだけれど、最後のポーズの小関さんの腰の入れ具合と左足の頑張りにも注目して欲しい。うたさん。

3位. Juice=Juice : CHOICE & CHANCE (1 pts.)

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1stアルバムにして名盤の「First Squeeze!」収録曲。イメージシーンやソロ映像も作り込んであるのに引きのダンス映像もきちんと入っていてJuice=Juiceの持ち味がちゃんと収められた良MV。シンプルな演出で5人の少数精鋭ぶりが把握しやすい。そして間奏のダンスがたまらん。特に中央金澤さんが凜々しすぎて。そこに「折りたたみ定規の隙間からこんにちわ」の金澤さんが挟み込まれるのも大好き。

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4位以降

モーニング娘。 : スカッとMy Heart

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とうとうやってきたつんく♂によるビートの強いファンク系の楽曲。MVも色数を減らしたライトを使ってのディスコ調。技巧的な円熟のファンクもかっこいいけど、娘。さんたちの新鮮な歌声のファンクもなかなか。

アンジュルム : 七転び八起き

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アンジュルムを想起させる歌詞を和風テイストのロックに乗せて展開するダンスナンバー。楽曲単体でもよいけどダンス専門の3人も堪能するためにはやはりMV部門の曲であるなぁと。「七回目転んだら」のコキッコキッと機械仕掛けのように動く振り付け大好き。あとポイントポイントのソロで周りヒラヒラして邪魔そうなのも大好き。

カントリー・ガールズ : 恋泥棒

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うたさん。たまごたまごねぎが全面ピンクの危険なアディクションでどうにもならない曲。「時効は無期限そこに直れ」って言われて児玉雨子のセンスにメロメロだよね。うたさん。

モーニング娘。 : 夕暮れは雨上がり

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モーニング娘。鈴木香音が怪我のためJuice=Juice宮本佳林が代打として加わったMV。まーちゃんのピアノの振り付けから始まり、まーちゃんのピアノの振り付けで終わる。ピアノ弾きながらの流れでばいばい。切ない楽曲も素晴らしいが一本の桜を中心に舞い踊る映像が綺麗な逸品。特に牧野さんは映像で映えるよね。

モーニング娘。 : 今すぐ飛び込む勇気

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たいせいがネガティブな曲調のつもりで作ったものの、もはやどう聴いても明るく希望に満ちた、まーちゃんと野中さんがメインの楽曲。「水鳥みたいね そう」のシーンはステージ正面から見ると圧巻。なのにライブ映像はいつも上からの映像使っちゃうの何で。何なの。そこ正面じゃないとダメに決まってるでしょ。何なの。すみません。取り乱しました。これも映像が綺麗で特にメンバーソロが映える作品。やっぱ石田さんの髪はアップがよいと思うの。

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楽曲部門

1位. こぶしファクトリー : ドスコイ!ケンキョにダイタン (3 pts.)

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全編にわたる太鼓の音とちょいちょい挟み込まれる「ドスコイ」の声、曲中に取り組みも始まってキワモノ曲かと思いきや、実は音楽も歌詞も共に良質な、ある意味「どうしてこうなった」という一曲。ギターのギャンギャンした音と太鼓の音との親和性が思いのほか高くてインスト版もかっこいい。そして時折入る琴の音が良い仕事してる。間奏の取り組み前(1:54)の「雨が降ろうが槍が降ろうが その後に架かる虹を見てみたい 大切なのは辛い涙も 恵みの雨に変えられる心」のメロディーと歌詞で泣ける。あとMVだとその直前の桜子さんの「ならない」のバッテンかわいい。

2位. アンジュルム : マリオネット37℃ (2.5 pts.)

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※フルサイズは「S/mileage/ANGERME SELECTION ALBUM「大器晩成」(初回生産限定盤B)(DVD付)」に収録。

乙女の逆襲の児玉雨子/CMJKと謎の星部ショウですよ。扉を開けて始まるちょっと熱い人肌マリオネットの一幕。「世の中は劇場 人生のミザンセーヌ せわしないプロット 今日も演るのだー」など単語のチョイスと曲への乗せ方が絶妙。最後まで平熱のマリオネットに徹して終わるというのもアリだと思うが終盤で熱量を上げてきたところが児玉雨子っぽい。軽妙さと荘厳さを併せ持って始まったワルツ調の曲もいつの間にか歌詞の熱量と共にトトトトと鼓動のごとく呼吸を刻んで畳み掛けてくる。CMJK曰く「4分の3拍子じゃなくて8分の6拍子なのでワルツというよりワルツ調」らしい。全編各人の声質がうまく活かされているが特に後半の「今日も出番だー」の揺らぎが秀逸。ところで咆吼どなた。

3位. こぶしファクトリー : 念には念 (2 pts.)

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※この動画は「念入りVer.」。

T. Rexの20th Century Boyを彷彿とさせるギターから始まるこぶしファクトリーのデビューシングル。初披露時から完成度の高いパフォーマンスでグループの可能性を印象づけた一曲。「ねんねんねんねねんねんねんねねん」や「忘れんなアンブレラ」などキャッチーなフレーズを印象的な歌い方でノリノリな音に乗せつつ象徴的な振りをちりばめるという、全方位で完成度が高い逸品。個人的には間奏後のれいれいさんの「きっと人生はドラマのように」は初披露時のメロディアスな歌い方が好きだったのでその後はMVも含めてずっとパンチの効いた歌い方になっているのが少し残念。あと桜子さんの「アーナタワァ↑」いいよねー。

4位. アンジュルム : ドンデンガエシ (1.5 pts.)

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「壮大などんでん返し 圧巻のどんでん返し」ですよ奥さん。ズンチャンズンチャンという小気味よいリズムに乗せて歌詞も低中高と次第に高まっていき最終的に大逆転劇に繋がる綺麗な展開。大逆転のホームランを見送るビシッとした振り付けと相俟ってとても気持ちよい。勝田さんの「変わってるねと嘲笑われ↓」の最後下がるところいいよねー。MUSIC+でのレコーディング風景を見ると二手に分かれるところは一人ずつちゃんと交互に録っていてなるほどなーと。

5位. 演劇女子部(スマイレージ)[和田彩花] : ぁまのじゃく (1 pts.)

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※フルサイズは「スマイレージDVD/演劇女子部 S/mileage's JUKEBOX MUSICAL 『SMILE FANTASY』」同梱のCDに収録。

スマイレージのインディーズデビュー曲をミュージカル「SMILE FANTASY!」で和田彩花がソロで歌ったもの。オリジナル版ではデビュー曲ということもあってか、切ない歌詞にも関わらず瑞々しくてかわいらしい楽曲であったが、それにアレンジを加えて和田彩花にソロで歌わせることで全く違った色が出てきて「この曲にはこんな顔があったのか」と驚いた一曲。今回は曲の表情の多さに一票。終盤のあやちょさんの声が仔犬の哀しそうな遠吠えに聞こえるのがたまらん。そしてそこから「全部全部興味ない」に入って「ウソ泣きしてあげるから」に至るまでの音の減り方。

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6位以降

アンジュルム : ONE DAY

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作詞:末満健一、作曲:和田俊輔のミュージカル「SMILE FANTASY!」の劇中歌。6人時代のスマイレージがソロで歌い繋いでユニゾンに至る「なにげない一日」の歌。中西さんのうねるような「人生は一筋縄ではいかない」が秀逸。「そうして過ごす一日一日の積み重なりがいつの日か旅立つ時の大切な心一個分のおみやげ」に泣くしかない。

アンジュルム : 臥薪嘗胆

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「げろっぱ!」「ん゛ー!」をはじめとする印象的なコーラスと「臥薪嘗胆さあショータイム!」などの韻を踏んだ歌詞が楽しい楽曲。音も詩もセンスがいいなぁと。パフォーマンスとしてのみどころはやはり間奏の「スーパー勝田タイム」。

アンジュルム : 出すぎた杭は打たれない

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LoVendoЯ魚住姐さんの高速BPM曲に児玉雨子の歌詞を載せてアンジュルムが唄う、若い情熱と感性が詰まった楽曲。デスギターとドラムが効いたメタルだが、歌詞にも「鉄のプライド」「鋼のこころ」「メッキ」「錆びない」「鉄面皮」とメタル(金属)感がちりばめられている。「愛は情は熱はそうだここにあるだろう」のフレーズに感服せざるを得ない。

ハロプロ研修生 : 女の園

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40を超えたおっさん(つんく♂)がアイドルデビューを目指すハロプロ研修生たちに唄わせる「女の園」。おっさん(つんく♂)が「この瞬間に輝けなけりゃ女の意味がない」「女の園ってねたみやっかみと甘いケーキで出来てる」と歌詞に入れる度胸に敬服せざるを得ない。背景と歌詞だけをみると倒錯的なのに、そこから出来上がったのが何やら聴き心地の良いさわやかな楽曲というつんく♂マジック。もっともそのマジックを成立させてる一端には研修生たちがそんなにギラギラした感じに見えないというのもあるかもしれない。間奏のストリングスにエレキがぶち込まれてその後の歌声が入るところの展開大好き。

アンジュルム : 私の心

スマイレージの曲をミュージカル「SMILE FANTASY!」で福田花音がソロで歌ったもの。オリジナルバージョンも良曲だったが、このバージョンは全編一貫してにょんさんの声で表情がつけられているという点で出色の出来。低音を含んだ高音で独特の幅を持った世界観が構築されている。今回選曲したのは卒業コンサート前だったけど、武道館でのソロよかったなー。

つばきファクトリー : あの子が歌うのを見たんだ

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Berryz工房のミュージカル「サンクユーベリーベリー」をつばきファクトリーが再演。当曲は劇場の入り口でも流れていたが「全国女子高校合唱コンクール」のモチーフを最大限に活かした瑞々しいサビには開場前の段階から引き込まれた。

モーニング娘。 : イオタの恋

ミュージカル「トライアングル」の劇中歌。曲も唄い方もジャズ調で、モーニング娘。譜久村聖としてはおそらく今後も出てこないであろうタイプの歌唱。短い歌なのでCDに収録されないかもしれないと思っていたが無事収録されて良かった。けど、欲を言えば国王のパートの直後の国王とイオタのひとくだりも欲しかった。

モーニング娘。 : うらやましがりやのダイス

ミュージカル「トライアングル」の劇中歌。サクラ姫宛てのα版とアサダ宛てのβ版があるが自分が好きなのはα版。β版はどうしても説明的な歌詞になってしまうが、こちらはひたすら「お前は【期待】を買ったんだ」と言っていてかっこいい。つんく♂とはまた違ったファンク調。リリウムに引き続き難しい楽曲でまーちゃんの歌唱技術が映えるがそこに並んで展開される尾形さんの平たい声がそれはそれで味があって面白い。「世間知らずのお嬢ちゃんアンタは期待を買ったのさ」の「さ」と「隣の芝生は青いねぇ」の「ねぇ」の音の低さがとてもいい。「友達の彼はかっこいい」の「かっこいい」の微妙に揺らぐ平坦さもいい。

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推しメン部門

モーニング娘。 石田亜佑美

DDなのですよ。DDなのですけれどこれまで推しメン部門はずっとだーいしさんですね。何でですかね。不思議ですね。DDなのですけれどね。

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