今年もハロプロ楽曲大賞の季節がやってまいりました。
2013年/2014年/2015年/2016年/2017年に引き続き今回も自分の投票内容をブログに書くよ。お暇なら過去分もみてね。
楽曲大賞の公式サイトはこちら。12/11いっぱい投票可。
→ 第17回ハロプロ楽曲大賞'18
以下のものと次点以降の数曲を動画と一緒にずらずらと書いてみました。
舞台曲とアルバム曲のほとんどに公式動画がないのが残念。でも聴いたことのない曲は是非一回聴いて欲しい。
楽曲部門:自分の好きな5曲 計10pts.
MV部門:自分の好きな3曲 計6pts.
推しメン部門:自分の好きな1名
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楽曲部門
1位. モーニング娘。 : Are you Happy? (3 pts.)
尾形春水さん最後の参加曲。奇異な振り付けにズンドコしたドラムと不規則な跳躍、原初のリズムに乗せて「もっと私だけ」「愛の証拠見せて」「愛に保証つけて」「来年の誕生日の分先に愛して、ね」と理不尽な要求をガンガンしてくる歌。ラストの牧野さんフフフ真顔や各所の「アーユーハピ?」、横山さんの「ねえ」や歌姫三名の「ロンリネース」などしっかりポイントを押さえつつ、落ちサビの盛り上がりまでの道筋など構成も巧み。個人的には最近すっかり初号機っぽさの消えた飯窪さんが「この子もいいな」でグネグネしながら廻ってるところが好き。ヤォ!
2位. こぶしファクトリー : 明日テンキになあれ (2.5 pts.)
曲も歌詞も素直で聴きやすい楽曲。真っ正面から突っ込んで陽の気で攻略していくこぶしファクトリーっぽい爽やかな逸品。Aメロで全員と対になってハモを歌う桜子さん好き。この曲ではソロのとき低い声なのよね。MVでは衣装や振り付けがかっこいいし浜ちゃんがひたすらかわいい(00:55とか04:09とか)。02:42では桜子さんおなじみの片手を前に掲げて首を傾けて後ろに下がる所作が堪能できる。ブラーバブラーバ。
3位. つばきファクトリー : 今夜だけ浮かれたかった (2 pts.)
小野田さんの情感とやり過ぎ感が溢れるしゃくり上げが光る楽曲。分かりやすく畳みかけてくる明快な中島卓偉の曲とワンフレーズごとに真意を汲み取れと突きつけてくる児玉雨子の歌詞。饒舌に訴えかけてきてるように見えて大事なところが巧み隠されており、主人公はこの歌詞で赤裸々に想いを語ってるつもりなのかもしれないが無意識に防衛本能が働いているようにも見受けられる。「なんでもないよさようなら」。
4位. 上々軍団 : 仲間 (1.5 pts.)
ネタの中で真面目に歌ってツッコまれるための素材。その出自のためか諸々の要素がベタに盛り込まれており、それをパッケージングした結果、普通に良曲として結実してしまうなど。おっさんなのでベタに弱い。一時期KANの愛は勝つがハロプロのコンサート前に流れてたけど、OA期間が終わってもそんな感じで流して欲しい。
5位. PINK CRES. : Etcetera (1 pts.)
皇帝雅ちゃんの聳え立つボーカルを軸に小林さんの柔らかくもクールなラップと下からしゃくり上げるような二瓶さんの歌唱がうまく融合した楽曲。Bメロの二瓶さんのソロ好き。声の役割分担が明確で聴いてて気持ちが良い。
6位以降
俺的四次選考で選外になった曲(三次選考全11曲)
- 鈴木愛理 : perfect timing
鈴木愛理が作詞に関わった楽曲(with AKIRA)。「甘い君の香り」「切なげな表情で」などの前に「Woo」が入るのがポイント。「うーあんまい」「うーせつなげ」。英語歌詞部の畳みかけも気持ちよい。終盤「止まらない涙のわけなら」で変則的になった後の食い気味に責め立てるような「どんな風にどんな気持ちで君はこの最後の私のわがまま受け止めるの……?」が好き。歌詞に鈴木愛理感が強い#DMAFと比べて歌声に鈴木愛理感が強い一曲。
- カントリー・ガールズ : 待てないアフターファイブ
ピアノが印象的なジャズ調のメロディに黄色い衣装のオサレな楽曲。歌詞は安定の児玉雨子。わかりやすくひねくれてる歌詞に、回数的に結局どちらか判りづらい「会いたくなくなくなってきた」や引用に引用を重ねてくる「どこが好き?とか聞かないわ もうそんな子供じゃないから ってわざわざ言う理由気付いてるのかな?」など、テクニカルにひねくれてる歌詞を混ぜ込んでくる。それでいて全体を通して歌ってるのは不安と苛立ちに揺れる乙女心。スウィングスウィング。おっさんが作詞してたら「脳内ツンデレ乙女おつ」ってなるような代物をリアル乙女が作ってるのでぐうの音も出ない。「電話も出てやんない 今どこなのかって いつものそこらのどっか」があり得ない角度から急所を狙ってくる。とりあえず早く迎えに行ってあげてください。
- 鈴木愛理 : #DMAF
鈴木愛理が自身の体験を元に作詞した鈴木愛理らしいバラード。アルバムタイトルでもある#DMAF(Do me a favor/お願いがあるんだけど)、実は髪の毛を乾かしながらあいうえお作文的に思いついた「Dどう Mも Aありがとう Fファンのみんな」(出典)。2回の「愛を込めて歌を歌おう」「できることはこれくらいしかなくて……」からの「愛を込めて歌を歌おう」「できることはこれしかないから……」というニュアンスの変化。個人的にはその後に必ず登場する「散らかった部屋」の情景が好き。あとコーラスも綺麗よね。
ハロプロにしてはめずらしいぐらい衣装を作り込んだ楽曲。ソロアングルは布組とジャラジャラ組に分かれてるが布組小野田さんの表情が出色の出来。少し寂しげな冬っぽさが溢れる音作り。歌詞は喫茶店で児玉雨子が実際に耳にした身軽なスノボ男子と恋する真面目女子の会話がモチーフ(出典)。健気で甘酸っぱい歌詞のなか「いたく熟れたイルミネーション」などゴリっとした単語チョイスに児玉雨子感を覚える。ところでサビを堪能したいのに脳内で「フッフー」ってコール聞こえてくるのどうにかして欲しいんですが。っていうか、そこ「フッフー」で正解なの?
- モーニング娘。 : 青春Say A-HA
リズムと歌唱法がこれぞモーニング娘。的な楽曲。「そうしか出来ないんだよ」「まあそういう女でごめんなさい」とやさぐれた口調の割に「こんなのこんなのこんなのは青春なんかじゃない」「そんでもそんでもそんでもねなんか眩しい」と生来の品の良さが伺えるし、「バレなきゃ良いってなそんな意味でもない」と潔癖な気質も伺えて推せる。
- モーニング娘。 : CHO DAI
「ウルフボーイ」系の奇曲。Aメロはアンニュイな感じで始まり、Bメロはリズミカルに繋いで、Cメロは単語の羅列ときて、サビで思いのほか爽やかなメロディーに推移するという、構成の妙。野中さんのI'm hereを引き継いだ大サビのふくちゃんソロの切なさが半端ない。
俺的三次選考で選外になった曲(二次選考全28曲)
- 鈴木愛理 : DISTANCE
- アプカミ・ミュージック・デリバリー : 雑煮でケンカしてんじゃねーよ
- アンジュルム : 46億年LOVE
- Juice=Juice : シンクロ。
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- 日常賛歌。妙にドラムが印象的な楽曲。「どんな景色も受け入れてゆきたい」の金澤さんの声いいよね。ごっつい金澤さんだよね。間奏明けのガシャーンって割れるような音好き。
- ハロプロ・オールスターズ : YEAH YEAH YEAH
- モーニング娘。 : 自由な国だから
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- 女子校の秘密結社っぽいMV。「あの時のセリフとニュアンス全然違うね恥ずかしくないのが不思議だよ」の辛辣なフレーズが大好き。
- アンジュルム : Uraha=Lover
- Juice=Juice : SEXY SEXY
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- わしづかみ(何が)の曲。「Fiesta! Fiesta!」に続くやなみん大人化計画。梁川さんの幼い滑舌と金澤さんの深いアダルトな声色の対比が面白い。サビの「ドン、ドン、ドン、ドンドドドン」(MVではソロ歌唱の後ろで残りメンバーが後ろに並んでるところ)のドラム好き。
- アンジュルム : 泣けないぜ…共感詐欺
- つばきファクトリー : I Need You ~夜空の観覧車~
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- 冒頭でさんざん台詞言わせてから小片さんのソロ歌唱でスルッと始まり、そのまま各小節の切れ目であまり歌唱を区切らずにちょっと食い気味にスルスルと言葉が紡がれていくのが聞き心地よい。冒頭と大サビ前の導入に谷本さんをうまく配置して素朴な艶やかさを演出してる。
- ファラオの墓 : ファラオの墓
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- 前作のも好きだったのだけれど、今作のも好き。前作にくらべて演者も落ち着いたのか配役の関係なのか、全般的に深くまろやかな感じになっている。サリオキスのソロがソロとしてはっきりとしたのはよい変更だと思う。
- つばきファクトリー : デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい
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- タイトルから「お、とうとうつばきにもセクシーな曲が来たか」と思いきや小片りさまる先生のソロで「着替えても着替えても服が決まらないな、決めらんない、決めらんない!」とか言い出して、「なにやら様子がおかしいぞ」と思ってたら偏執的に髪の匂いを気にしだして、最終的には失恋より髪をなでられて軽蔑されることの方が怖いとか言ってて、お前は一体何を言っているのかと。とにかく一回ゆっくり休んだ方がよい楽曲。本編自体も何らかの事件性を感じる映像群なのだけれど、製品MVでは本編の後に小片さんと浅倉さんが大型スクリーンに映した自身の映像の前でうつろな目をしているシーンがあって、これはもう完全にワイドショーでニュースになるやつ(何の)。二番の岸本さんの「沈黙って割といいなんか良い」からの「優しいね」も急にどうしたってなるし、それの締めの言葉が「そんな感じ」と急にぞんざいになるのもイカれてる。あ、アルペジオ印象的だよね。
- ファラオの墓 : ジクの報告
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- 佐藤さんが蛇のように禍々しくてエロい楽曲。声がガラガラなのが惜しい気もするけど逆に良かった気もする。前作の尾形さんの苦しみながら嘘をつく「ジクの嘘」も好きだったのだけれど、めっちゃ悪くてへんに情熱的な今作の「ジクの報告」はなかなかのもの。「にげてーw」
- アンジュルム : マナーモード
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- 都市と寒風のシチュエーションのなか電話と心を中心に掛詞を多用したオサレな楽曲。
- ファラオの墓 : 砂漠の鷹の進撃
- おそらく前作の「戦いの歌」に相当する楽曲。今作では配役的にふくちゃんと野中さんの歌唱なので随分と迫力がある。譜久村さんの骨太の歌唱は戦いがテーマの楽曲との親和性が高い。イザイ野中さんの「聞けぃ!」もよき。
- MARINA : 一糸つれないの唄
- 動画を表示(動画はリリース前のバージョン)
- 釣りの歌。恋の歌にありそうなフレーズで溢れてるけど釣りの歌。ある種、恋の歌。やはりパンを食べるくだりがよい。
- 鈴木愛理 : いいんじゃない
俺的二次選考で選外になった曲(一次選考全60曲)
- モーニング娘。 : フラリ銀座
- カントリー・ガールズ : 傘をさす先輩
- アンジュルム : 君だけじゃないさ...friends
- モーニング娘。 : Style of my love
- Juice=Juice : Vivid Midnight
- こぶしファクトリー : ナセバナル
- モーニング娘。 : ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番
- カントリー・ガールズ : 書いては消しての “I Love You”
- ファラオの墓 : 恋の歌
- Juice=Juice : 禁断少女
- アンジュルム : タデ食う虫もLike it!
- ハロプロ研修生 : 未来へ繋ぐ約束
- 鈴木愛理 : start again
- ハロプロ研修生 : 目立ってDo Dance
- ハロプロ・オールスターズ : 花、闌の時
- モーニング娘。 : 私のなんにもわかっちゃない
- Juice=Juice : 素直に甘えて
- 夢見るテレビジョン : 約束してね
- 鈴木愛理 : Be Your Love
- つばきファクトリー : 春恋歌
- つばきファクトリー : 雪のプラネタリウム
- モーニング娘。 : ロマンスに目覚める妄想女子の歌
- アンジュルム : キソクタダシクウツクシク
- 鈴木愛理 : Moment
- モーニング娘。 : 花が咲く 太陽浴びて
- 夢見るテレビジョン : 控えめに言って
- Juice=Juice : 銀色のテレパシー
- ハロプロ研修生 : Rainbow
- ファラオの墓 : 永遠の愛
- PINK CRES. : true love.
- 上々軍団 : 20歳
- PINK CRES. : P・I・N・K
MV部門
1位. つばきファクトリー : 今夜だけ浮かれたかった (3 pts.)
文句なしの一等賞。浴衣とカメラ目線の歌唱も良いのだけれど、「今夜だけ浮かれ隊(自分で勝手に命名した呼称)」による攻めのダンスが素晴らしい。MVではどうしても浴衣部分が多くなってしまってダンスショットの分量が少なくなってしまうのだけれど、無事Blu-rayでダンスショットが出たので嬉しい。外向きの楚々とした浴衣姿の中にある熱い本心が髪を乱して荒ぶるダンスに表現されているようで構成としても心憎い。最後に「なんでもないよさようなら」で目線外すところ好き。
2位. アプカミ・ミュージック・デリバリー : 雑煮でケンカしてんじゃねーよ (2 pts.)
映像あってこその作品。楽曲として優れてるうえに映像としても新しい試みになっていて配信曲の中でも優秀。耳フードかぶったらぶりんかわいい。
3位. つばきファクトリー : I Need You ~夜空の観覧車~ (1 pts.)
つばきのロケMVの底力を見せてくれた作品。ここから「今夜だけ浮かれたかった」に繋がる。とにかくソロアングルで谷本さん大活躍。あと観覧車内の山岸さんが犬の鼻デカ写真みたいなアングルでとても宜しい。